M8のカットアンカーにご注意を!

今日は埼玉県西部の某岩場へリボルトのお手伝いに行ってまいりました。
おそらく、梅雨入り前の最後の出動かと思われます。


今回は前回のやり残し(古いオールアンカー撤去)と、残りの時間で緩んだM8アンカーのリボルトを行いました。
一見、ハンガーもそれを固定しているボルトもステンレスで安心できそうなのですが、やはり岩に打たれたカットアンカーは鉄製でサビサビでした。

それ以前にハンガーを固定するボルトが緩々なんですよ。こういった状況で平気でトライする感覚が僕には信じられません。

先日も山梨のカサメリ沢の岩場で今日の現場と同年代に打たれたボルトが破断し、クライマーはハーネスが破損するほどに大きくフォールするという事故があったそうです。幸い、グランドフォールは免れたそうですが、あわや、という状況だったそうです。
ちなみにこのボルトはフォール時ではなく、ハングドック中に突然抜けたのだそうです。

カサメリの一件は、まだ現場を見ていないので正確なことは言えませんが、ここにきて、10~20年選手のカットアンカーやオールアンカーは急激に金属疲労が進行していることが予想されます。これらのボルトでの大きなフォールは十分に気をつけていただきたいと思います。

クライミングは自己責任のもとで行われる行為ではありますが、フォールが前提のスポーツクライミングでは、先ほどまで大丈夫であったボルトが突然破断するとは誰もが思わないはずです。
しかし、それが現実に起きはじめている。
ジムやスクールなどでもそのようなリスクについてもしっかり教えるべき時代が来ていると思います。

by climbworks | 2009-06-09 23:40 | Climbing | Comments(6)
Commented by こーたろー at 2009-06-10 07:26 x
ご無沙汰しております。
M8のカットアンカー結構残っていますね。奥多摩に多い気がしています。
ガルパニックで錆び錆びになったボルトでバンバンフォールしている人もいますしね。
そろそろ以前から希望しているリボルト講習をお願いしようかな。
改めてご連絡します。
Commented by いとぅ at 2009-06-10 10:21 x
リボルトお疲れ様です。
正直ジムで働いていてお客さんをみてもビレイ器具を正しく使っていなかったりするお客さんをよく見ます。注意をすると「今まで大丈夫だったから...」と驚愕のコメントを貰ったこともありました。

今回のボルトの件とは状況が違いますが、

落ちる

と、いった意味でのリスクは同じです。

クライミングは“落ちる”リスクのあるスポーツだということを、強調して伝える事が必要だと感じております。
Commented by climbworks at 2009-06-11 01:37
こーたろーさん>

こちらこそ、ご無沙汰しております。
梅雨が明けたら大きな現場に突入します。こちらは講習と言うよりもお手伝いでぜひお願いします。現場でおおよその作業の流れを見て学んでいただいたら、落ち着いたところで個別の講習(勉強会と呼んでいます)をさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
Commented by climbworks at 2009-06-11 01:41
いとぅ殿>

元気にやっているようですね。ブログ見ました。
「強調して伝える事」ももちろん大切だけど、そういうことも学ばなければいけないんだ!という全体の雰囲気作りもまた大切です。
1人でキャンキャン騒いでも全体になかなか受け入れられないのも考えもの。まさに今の僕がそうです。
要領よく立ち振舞って、お客さんの耳を自分のほうへ向かせてみてください。
期待していますよ~!
Commented by K島 at 2009-06-18 23:52 x
ハンガーを固定するナットが緩々なのですよね。
もしかして、ターミナ。。。のことでしょうか?
錆々の8ミリオールアンカーでは、絶対落ちられません(^^;)
Commented by climbworks at 2009-06-19 14:58
K島さん>
ターミナ・・・もですか?
先日は、かぶって・・をやりました。完全ゆるゆる。
他に気になるところがあればJFAまでお知らせください。
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