クライミングは怖いですねぇ…
2010年 06月 16日
まず、比較的新しく、高強度だと言われているグージョンボルト。
うわっ、随分とアンカーが飛び出ています。
ボルトの頭に「E」の刻印があるのでアンカー全長は90㎜です(ちなみにC=68㎜)。
これは岩が軟らかくて拡張部分がどんどん前にずれてきた結果こうなったか、そもそも穿孔がマズかったかです。まあ、ざっとあと60㎜ぐらいは埋まっているので、大丈夫そうですが・・・。しかし、
ここまで飛び出ていると、、リードクライミング時にクイックドローの引かれる方向によっては、、、
こうなります。 あとは、言わずもがな、ですね…。
当然、グルーインボルトに打ち替えるのですが、グージョンのくせにあっさり抜けました。
やっぱり、凝灰岩系には拡張タイプのボルトは向かないようです。
続いて、とある終了点。 良く見かけるスタイルです。
M8のボルトにシャックルと、見ただけでも不安ですが、、、
拡大すると、
もう一方も見てみると、
一応、こんなのに取り替えておきました。資材はJFA提供です。
でも、こうなったからって安心せず、ナットの緩みやカラビナの磨耗状況はいつもチェックしてください。
残置カラビナはロープが擦れる部分だけでなく、岩とカラビナが当たっている部分などもよくチェックしましょう。
もちろん、トップロープトライの際は、残置ビナは使わず、自分たちのギアでハンガーから直接セットするのが基本です。
ボルト図鑑や支点のセット法は ↓ この本に載っています。よろしくお願いします。
アウトドア・クライミング
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