Freeclimbing is not a crime!


by climbworks
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

人間の未来へ|ダークサイドからの逃走

はじめてのArtネタです。
今年の目標で年3回は美術館に行くと決めておきながら、4月半ばにしてようやく1回目です。
横浜トリエンナーレの仕事以来、僕がアートにかぶれたとお思いの方も多いでしょうが、何気に中学の頃から美術館に行ったり、高校時代は美大を目指してデッサンの勉強をしたりしていたのでした。それがクライミングを始めてからというものすっかりご無沙汰で(初のヨーロッパツアーの帰りに1日だけオルセーを観たのが最後)、去年の横トリで忘れていたものを思い出した、という感じでした。

そして今日訪れたのは、水戸芸術館の現代美術ギャラリーで開催されたいる『人間の未来へ|ダークサイドからの逃走』という展覧会。この展覧会を知ったのは定期購読しているというフォトジャーナリズム月刊誌「DAYS JAPAN」に告知でした。さらに先日も「日曜美樹館」でも少し紹介されていたので、プリウスの初の遠出も兼ねて行ってみたのです。

f0039916_118095.jpgf0039916_1181529.jpg


「この世界に悪はない。悪はすべてわれわれの心の中にあって、これを滅ぼすことは可能である。」会場の壁に記されたトルストイの言葉です。
(他にも谷川俊太郎らの印象的な詩などが多数掲示されていました)

この展覧会は国際的に活躍する(した)4人の報道写真家のドキュメント写真と9人のアーティストによる映像、彫刻、写真、インスタレーションに詩や文章を組み合わせて、現代社会が抱える狂気(凶器)や不安に対して、それらから解き放たれ、健やかなる未来を求めるために企画されたものと言えます。

なかでもジェームス・ナクトウェイの写真はこれまでほとんど誌面でしか観たことがなかったのですが、今回のために大きくプリントしなおされた作品はまるで絵画のように力強く心に染み入ってきました。もちろん、「DAYS JAPAN」編集長でもある広河隆一氏の作品も迫力そのもの。
映像系では人類が50年間で繰り返した2053回もの核実験(広島・長崎の実戦使用含む)を1ヶ月を1秒間に縮め15分間で再現した橋本公の《1945-1998》という作品が印象的でした。
他にユージン・スミス、マイケル・ライト、長倉洋海、オノ・ヨーコといった素晴らしいフォトグラファーやアーティストの作品が厳選されて展示されており、皆さんにもぜひとも観てほしい展覧会でした。

それにしても、映像系の展示室の中で1人作品を鑑賞していると、どうしてもセンチな気持ちになっちゃいますね…。
by climbworks | 2006-04-17 01:25 | Art